危険物取扱者資格の取得方法と難易度

危険物取扱者資格の取得方法

危険物取扱者資格の取得方法は、簡単に言えば試験を受験して合格するだけです。危険物取扱者資格には甲種、乙種、丙種の三種類があり、丙種よりも乙種、乙種よりも甲種の方が取り扱える危険物が多くなります。試験もそれぞれが個別におこなわれているため、同じ試験の点数によって認められる資格が異なるというわけではありません。基本的にマークシートによる筆記試験で60%以上の正答をすれば危険物取扱者資格を取得できます。実技試験や面接試験などはなく、純粋に知識があることだけが求められるのが特徴です。ただし、甲種の危険物取扱者資格を取得するには乙種の資格があるか、化学に関する学位の取得などの受験資格を満たす必要があります。

危険物取扱者資格の難易度

危険物取扱者資格の難易度は甲種・乙種・丙種の違いによってかなり違いがあります。最も人気があり、工場への就職や転職でも幅広く使えるのは甲種の危険物取扱者資格です。危険物は第1類から第6類に分類できますが、甲種の資格を取得するにはすべての危険物についての知識を習得しなければなりません。乙種では類ごとに選んで受験できるので勉強しなければならない内容が少なめです。丙種の場合には第4類のうちでガソリンなどの一部だけの取り扱いなので勉強範囲がさらに狭くて済みます。ただ、難易度が高い甲種でも試験の合格率は40%近いので、決して他の資格に比べて取得が困難というわけではありません。何度でも受験可能なので取得しやすい資格でしょう。